こんにちは、しーどらです。
折角浜松まで来たので、楽器博物館を訪れることにしました。
浜松は愛知県が近いこともあって、駅から30分ほど離れた所には工業団地があり、名前を聞いたことのある会社の工場が広い道路の両側にずらーっと並んでいました。
トヨタ、やホンダなどの企業が関係している街なので、道路がよく整備されていて、「運転しやすいなぁ」と夫が申しておりました。
(この工業団地の中を通り抜けて、家康の嫡男信康の菩提寺まで、行ったのですが、そのことはまた改めて書きます。)
車、バイクなどの工業製品と並んで、浜松は楽器の町でもあります。
駅前のロータリーに面してYAMAHAや河合楽器のビルが建っているのを見かけました。
ホテルからも歩いてすぐのところに
楽器博物館があるのを知って、訪ねることにしました。楽器博物館は
1995年4月に設立された我が国初の公立楽器博物館だそうです。
午前9時半の開館時間に到着しました。月曜日の朝ということもあり、一番目の来館者です。
入口一階のフロアには主にアジア、アフリカの楽器が展示されていました。
その数たるや!一つ一つ丁寧に見て、音楽を聞いていたら半日いや1日かかってしまいそうだったので、大雑把に全体を見た後に気になるものをピックアップして重点的に見ることにしました。
何だか舞台装置のように大きい
インドネシアのガムランの楽器
金属製の打楽器で、ヒンドゥー教の儀式で演奏されるそうです。
編集の都合で両端をカットしてあります。右に左に翼を広げたように大きい装置のようです
アフリカの楽器
どうやって演奏するのか全くわからなかったけれど、ユニークだったので、ぱちり。
小学生の時に「スーホの白い馬」という本を読んでモンゴルの草原を想像し、なんだか話の内容にしんみりした覚えがあります。本当に頭が馬の形になっていますね
驚いたのがギターがアジア発祥の楽器で、それがヨーロッパにもたらされたようです。
ギターって、スペインなどヨーロッパが発祥かと思っていましたが違っていましたね💃
階段を下りるとすぐに、様々なグランドピアノがありました。
目をひいたのが、ひときわ大きなグランドピアノです。
2人が向かいあって2台のグランドピアノをぴったりと合わせて演奏するスタイルを見たことがありますが、それが一台になっていました。
「この中どうなってるのかな」と夫と話していると学芸員の方が寄って来て
「朝一番ですいているので、中をお見せしましょう」と蓋を開けてくれました。
小柄な方だったので、足台の上に上がり、力を込めて蓋を開けてくれました。グランドピアノの蓋って凄く重いんですよ。
なんと、一つの箱の中には2台分の弦が張られていました。
すごーーーく重いので、流行らなかったそうです。
その他にも初期のオルガンともいえる鍵盤楽器から今に至るまでのものが所狭しと並んでいました。
触ったり、弾いてみたかったけれど、手を触れてはいけない貴重品ばかり。
学芸員の方が
「写真を撮ってSNSにアップして頂くのは大歓迎ですよ」とにっこりされました。
大学を出たてなのか、若くて可愛らしい女性で、楽器が大好きという気持ちが伝わって来ましたね。
ガラスの棒を叩いて演奏するものらしいです
片手で風を送りながら弾く、箱形のオルガン
🎹 🎹
ベートーベン
バッハ
モーツァルト
などの有名どころの曲がデモンストレーションとして録音されており
博物館なので、各ピアノのボタンを押すと楽曲が流れる、もう一度押すとストップする仕組みになっているものもありました。
たくさんのピアノが展示された他には管弦楽器も並んでいました。ヴァイオリン、ハープ、オーボエ、ファゴット…日本のお琴や三味線、尺八などもありましたよ。
最後にあったのは体験コーナー
やっと触れることができます。
夫は音楽には疎い(専ら聞く方)のですが、いくつかの楽器に触り、最後はアフリカの太鼓みたいなものを叩いてご満悦でした。
私はピアノが趣味なので、
チェンバロを弾くことができるのが嬉しく、バッハの練習曲を弾いて大満足でした♪
2フロアの展示なので、20~30分もあれば充分かと想像してましたが、気がつくと1時間をとうに過ぎていました。
後から、どんどん来館者がやって来て子供も大人も展示をみては歓声をあげ、体験コーナーではそれぞれ好みの楽器を触って、楽しい時間を過ごしているように見えました。
初期のシンセサイザー。楽器なのかこれは!コンピューターの集積回路にしか見えない💦
忘れちゃいけない日本の楽器。雅楽の演奏会や神社等の儀式で演奏されるものだそうです。
もし、浜松に行く機会がありましたら是非訪れてみてはいかがでしょうか。駅から歩いても10分です!
今日もおつきあい頂き、ありがとうございます(*^^*)