こんにちは、しーどらです。
子供の頃大好きだった外国のテレビドラマには
奥様は魔女
バイオニックジェミー
パートリッジファミリー
などがあります。あぁ、刑事コロンボもよく見ていました。
いずれもアメリカのドラマですね。
奥様は魔女は映画にリメイクされているので、ご覧になった方もいるのでは?
イラストAC
ドラマが放映されていた1970年代の日本は、先進国には程遠いものでした。
入学した頃の小学校の御手洗いはポッちゃんトイレ。ドアは木製でした。(一応東京市部の話です)
今時キャンプ場でもなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。
ゴミの分別もしていない。
タバコは吸い放題。長距離列車の中にも灰皿がありました。
マイカーを持っている人も多くはなく、まだまだタクシーを利用する場面も多かったです。
スーパーマーケットという存在が身近になく、魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、乾物屋さんを別々にまわっての買い物…
ハワイはクイズ番組の豪華プレゼント「夢のハワイ」と言われてました。
そんな時代の「奥様は魔女」✨
今でもアニメなどで魔女の変身ものは人気があると思いますが、私が熱心に見ていたのは魔法ではなく、主人公サマンサ、娘のタバサ(バッグじゃないよ!)
の生活スタイルでした。
🏘️ 🏘️ 🏘️
まず家が素敵!
夫のダーリンは有能なサラリーマンとは思えないものの、若い夫婦の家は私のイメージでは2階建て5LDKくらいの一戸建てです。当然前庭もバークヤードもある感じです。(実際はどうだったのでしょう、テレビセットですからね!)
私達がちゃぶ台を囲んで正座して納豆ご飯を食べている時に、サマンサとダーリンはダイニングキッチンでシャンパン🥂で乾杯したり、リビングのソファーで夫婦揃ってお客様のおもてなしをするのです。
夫婦の寝室と子供部屋は当然別で、小さな子供の子育てをしている筈のサマンサの洋服はシャネルスーツ風にパールのネックレス👗
その後のリアルなアメリカのママのジーンズスタイルではありませんでした。
つけまつ毛をバッチリつけてフルメイクだった気がします。
同じく放映中のサザエさんちも世田谷区の一軒家で、今考えると相当なお金持ちではありますが(笑)、サマンサ家は桁違いに思えました、小学生の私には。
素敵だなぁ、アメリカ…
私達位の年代までは欧米は見習う国、すごい国でした。文化も欧米が上、日本は下、と勝手に思い込んでいました。
フランスなんて国なのに、おフランスですわよ(笑)
「欧米か!」
その後日本は急成長し続けます。
私達の暮らしも豊かになり、ダイニングキッチンでシャンパンの乾杯はあまりしませんが、ビーフシチューなんぞに舌鼓をうつのは日常になりました。
「ジャパン アズ ナンバーワン」なんて本まで出版されていい気になって
もう、完全に欧米を追い越したと勘違いしていたら、バブルが弾けて…
その後は皆さんがご存知の通りです。
大人になった私達は、アメリカがキラッキラした華やかさの裏で、日本以上に深刻な経済格差を抱えていたり、人種差別のある国だということをリアルタイムで流れてくるニュースで知る事になります。
🍰 🧁 🥧
今の子どもが、テレビシリーズの「奥様は魔女」を見てもふーんで終わりでしょう。
日本と同じね。
ご飯は日本の方が美味しいかも、とかね。
私にはあの輝いて見えたサマンサ家のリビングルームが時々無性に懐かしくなるのです。
私達庶民にはまだ手の届かない素敵な日常がそこにはありました。
日本もまだまだ謙虚さを纏っていました。
今日もおつきあい頂き、ありがとうございました(*^.^*)