あさお日記

常日頃感じていること、好きなものや出来事を心に浮かぶままに綴っていきたいです(メインブログ)

救急車を呼んだ日に

こんにちは、しーどらです。

天気の良い日曜日
外で車を磨いていた夫が大きな声で
「しーどらさん、救急車呼んで!」
と玄関を開けて私を呼びました。

慌ててサンダルをつっかけて外に出てみると、おじいさんが顔から血を流しながら倒れています。
夫によると、買い物カートをゴロゴロ引きずりながら歩いておられたおじいさんが何かに躓いたのか、転んでしまい、どこかを切ったらしいとの事でした。
夫は車道と反対側を磨いていたので
転ぶ瞬間は見ていなかったそうです。

おじいさんはうずくまってはいましたが、声をかけると意識はしっかりしていました。
角を曲がったところの○○です、とはっきり名前も仰いました。

よく見ると、転んだ拍子に眉の上と唇を切ってしまい、鼻血も出ているようでした。

頭を打っていたりするとあまり動かしてもよくないと思い、我が家の簡易椅子を持ってきてゆっくりと腰かけてもらい、タオルで傷口を押さえてもらいました。

AC

夫と私では判断が出来なかったので救急車を呼びました。
到着するまで、10分くらいだったように思います。
少し落ち着いたおじいさんに声をかけると
「情けないねぇ、いつも歩いている道で」と話されて、一人暮らしなんですよと続けられました。

🏥🚑️


そうこうするうちに救急車が到着したので救急隊員にお任せしました。
救急車は我が家の前に停められて、おじいさんはその中で治療を受けておられたのでしょうか、20分程そのままの状態でした。

今日一番驚いたのは

救急車が停まっていた時に若いお母さんと思われる人が後方にさっと車を停めてからおりてきて、救急車に向かって何度も大きな声で
「すいません、うちの車が通れないので少し前に出してもらえませんか」と言ってるのを見た事です。

我が家の前を左折して迂回すれば、何の問題もなく元の道に戻れるのに…。

救急隊員の方が
「すみません、今動かしますね」
とすぐに車を動かしました。

 

「世の中には色んな人がいるからね」といつものように夫が静かに言いました。

少ししてから、ピーポーと鳴らしながらおじいさんを乗せた救急車は病院に向かったようでした。


たった3、40分の出来事でしたが、様々な思いがよぎりました。


今日もおつきあい頂き、ありがとうございます(*^^*)