あさお日記

常日頃感じていること、好きなものや出来事を心に浮かぶままに綴っていきたいです(メインブログ)

美の虚人たち

こんにちは、しーどらです。
大河ドラマの「光る君へ」の放送にあわせて、NHKもそれに絡めた歴史番組を時々放送しています。
何とか大河の視聴率を上げたいという苦肉の策が見え隠れもしますが…。

紫式部とくれば源氏物語ですね。
私は谷崎潤一郎氏が訳そうが、寂聴さんが訳そうが、はたまた林真理子学長が訳そうが、難しそうで読む気になれませんでしたが、漫画「あさきゆめみし」は充分楽しみました。

職場の男性(60代)には
「漫画じゃ、読んだうちに入らんだろう」と笑われましたが、
いえいえ、あさきゆめみしで古文の点数もそこそこ良い点取れましたわよ😆
漫画のお陰で情景も浮かび、六条御息所が生霊になって浮遊する様は、今でもありありと思い出すことができます。
ただ、あさきゆめみし、内容は素晴らしいですが、主人公の顔がバタ臭い(昭和な表現だ~)
ような気がしました。顔も小さくて8頭身、どう考えても日本人にしては美し過ぎますね。

NHKの歴史番組に戻りますと、源氏物語絵巻(日本四大絵巻の一つで国宝だそうです)というのが紹介されておりました。

 


洗濯物をたたみながらぼんやりと見ていたのですが、絵巻の中の光源氏
を見た時に
「なんだかなー」と思わずテレビ画面を写真に撮ってしまいました。

光輝く源氏の君の顔がこれかぁ…。


平安時代の絵巻物だそうですが、一般の方々(主に貴族の女性)はこのお顔を見て
「わぁー素敵」ってその当時は思ったのですかね?
細いつり目とおちょぼ口、結構なぽっちゃり感が漂っていませんか?
現代でしたら、(申し訳ないですが)
イケメングループには入れなさそうな気がします。
日本人の顔の骨格がこの千年でそんなに大幅に変化するとも思えないので、好みが変わったととらえるのが自然でしょう。

もう一つ考えたのが、絵巻物の絵の技法です。
写実的な絵は流行ってなかったのかもしれないかそういう概念がなかったという事です。
もしかしたら絵巻物の絵の描き方にお約束があったかもしれません。

 

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ここからは妄想です😁

1000年後の日本で…

昭和から令和時代に最も人気があり長く続いた作品、時代を象徴する漫画絵としてサザエさんが紹介されるとします。

後世の人達が
「あー昭和から令和にかけて、日本人は、マスオさんのような顔をよしとしたのだろう」と解釈されたらどうでしょう。


私達はあの世から「違いますよ!」と反論するのではないでしょうか。

 

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そういう意味で絵巻物をとらえると(もはや暴論)、当時の最上級のイケメンはこんな顔なんだわ、と今判断する私達に、
平安のやんごとなき方々から
「違いますわよ!それは単に物語の挿し絵ですからね」とダメだしをくらったら面白いなぁと考えた日曜日の夜でした😄


 今日もおつきあい頂き、ありがとうございます(*^^*)