あさお日記

常日頃感じていること、好きなものや出来事を心に浮かぶままに綴っていきたいです(メインブログ)

短い旅の終わりに

こんにちは、しーどらです。

信濃の旅はあっという間に終わり、現実に引き戻されました。


旅に出れば訪れた場所の素晴らしさを感じられるのは勿論のこと、我が家の良さを改めて実感する事もできるので、少しの間でも自宅を離れてみるのは良いことかもしれません。

 

短い旅の終わりは、あれこれ駄文を連ねます。後日読み返して懐かしむ、自分のための備忘録ですので、お時間のある方だけ、おつきあい下さい。

 

今回宿泊したのは蓼科のホテルです。

創業して100年余り経つそうで、建物の古さは否めませんが、それを上回る居心地の良さです。
従業員の方のホスピタリティーは素晴らしいものでした。

ロビー階には3万5千冊の蔵書があり、宿泊客は自由に手にとって読む事ができます。
各階のエレベーターホールに置かれたトランクに本を返せばそれで終わり。
小さな図書館レベルの充実ぶりです。


我が家は夫がアウトドア派なので、
ホテルステイよりも、名所旧跡、ハイキング!と出かけましたが、私はホテルにこもって読書三昧をしたい気持ちもありました。

出先から戻って温泉につかると、だらーんとしてしまい、本を読むよりは外の景色をただぼんやりと眺めるか、うたた寝をしてしまいます。
お酒を飲んだ後は尚更です。

 

朝食の後、夫には先に部屋に戻ってもらい、ロビーに飾られた柳原白蓮の書を眺め伊藤左千夫にまつわる話をパネルで読んでみたり、私には全く理解出来ない西田幾多郎の本を「どんな事が書いてあるのかしら」と眺める時間の流れは最高の贅沢でした。

 

食事の好みが合致すれば120点をつけたい宿でしたが、
私達の好みには少しだけ合わない部分があったので90点にしておきます(殆んどは美味しく頂いたんですよ!)
地産地消をかかげているのは、本当に素晴らしいこと。
これは好みなので、美味しいと絶賛されている方々のほうが多いと思います。


温泉は単純泉。貸し切り露天風呂もあります。
女性には予約の必要無し、時間制限もない岩盤浴も併設されていました。
毒素が抜けていく~😌♨️


再び訪れたい宿の一つになりました。

 


訪れた場所あれこれ~

奥村土牛美術館」

今まで全く知らなかった日本画の巨匠の小さな美術館です。
絵に加えて、建物と庭をセットにして雰囲気を楽しめます。

土牛氏は戦時中にご家族と長野に疎開されたそうで、仮住まいとして提供された地元の有力者の洋館が美術館として残っています。


日本画の作品は有名な美術館にあり、こちらでは、素描を中心に見ることができます。

お土産に十二支が描かれた

絵はがきセットを購入しました。
自分の干支「龍」はもちろん、亥の絵がなんともキュート。
お正月の度に飾るのが楽しみです。

 


小海線八千穂駅」

日本で標高が最も高い場所にある野辺山駅を有する小海線の駅の一つです。
土牛美術館の目の前にあったので駐車場に車を置かせてもらって駅を見に行きました。

1時間から2時間に1本の電車が丁度到着するところでした。
自動改札機はなく、
中学生が、
佐久広瀬まで大人2枚下さい」と言って切符(特急券のような大きな紙の切符でした!)を窓口で購入する姿が、昭和の頃を彷彿とさせました。
制服を着た駅員さんではなく
Tシャツ姿の女性が切符の販売をされており、たぶんJRから業務委託されてるだろうね、と夫と話しました。

 

 

秋宮の側にある老舗の和菓子店
「新鶴本店」
塩羊羮で有名なお店です。塩羊羮とは別に全く日持ちのしない餅まんじゅうを店先でパクリ。餡が美味しかった。

 

 

 

 

 

御柱資料館の敷地にあったマンホール

いつも拝読しているブロガーmikaさんに影響を受けました😁


「丸井伊藤商店」
信州味噌店です。


味噌を作る工程を見学できるようになっていましたが、面白かったのが
店の奥にある貧乏神。

貧乏と決別するために、擂り粉木のような棒で丸太をたたき、その上足で蹴飛ばす。
最後に奥に鎮座する貧乏神に大豆を投げつけて、貧乏とはオサラバです。
間違ってもお願いごとをしてはいけません!

私が真剣にやるものですから、夫に笑われました😆

両方の実家に、信州味噌をお土産にしました。


こんなところでしょうか。

夫はサントリーの白州工場でウイスキーを購入したくて、帰り道に寄ってみました。
以前は工場見学をせずに売店だけでしたら誰でも入ることができたのですが、売店に入るにも完全予約制に変わっていました。
駐車場で「売店も完全予約制ですー」と警備員さんに言われてガックシ○| ̄|_
コロナのせいですかね?  残念無念でしたが仕方ありません!

近くの道の駅やスーパーで葡萄やら、野菜やらを買って、家路につきました🚗
地元の人のために売られている小ぶりなピオーネを美味しく頂きました。

 


短い旅なのに長い駄文!おつきあい頂きありがとうごさいます(*^^*)