こんにちは、しーどらです。
信濃路、自然編です。
蓼科の宿を拠点に訪れたのは
蓼科大滝
最寄りの駐車場に車を停めて歩くこと15分程です。
前の晩に結構な量の雨が降ったせいで、滝への道がぬかるんでいました。
滝へ下りて行く細い道は太い木の根の上と苔に覆われた岩の上をそろそろと歩きます。
なんといってもアラ還夫婦。こんなところで転んで怪我でもしたら目も当てられません💦
端から見たらへっぴり腰だったかもしれませんw
が、身を守るためにはそんなことも言ってられず、小さな歩幅で慎重に。
時には上からぶら下がる太い弦にも掴まって歩きました。
(娯楽映画なら、掴んだ弦は蛇ですね😁)
人が向こうからやって来るとすれ違うことも出来ないので、木の根元で待ちます。
おはようごさいます~
ありがとうごさいます~
声をかけて下さると待ちがいがあるというものです。
上ったり、下ったり歩いてたどり着いた先はマイナスイオンでいっぱいの気持ちの良い空間でした。
マイナスイオンたっぷりの蓼科大滝
北八ヶ岳ロープウェイの坪庭
蓼科から車で15分程の所にロープウェイの発着場所があります。
麓の標高は1771m
終点の標高は2237m
これを7分で登ります。
観光シーズンということもあって
100人乗りのゴンドラは満員列車のようでした。
人いきれにうんざりしつつ、救われたのが開け放たれた小さな窓から入ってくる高原の空気。
天然のエアコンは混雑する人達の空間を落ち着かせるに充分でした。
登山者、観光客を乗せたゴンドラはあっという間に終点へ到着。
ここから1時間かけて頂上を目指す人達はしっかりとした靴を履き、リュックを背負って万全の準備をされています。
片や私達を含む観光客は日傘をさす人あり、
「あらやだ、運動靴履いてくれば良かったわ」と悔やむご婦人ありでした。
観光客は一周30~40分の坪庭をのんびりと散策します。
横岳の噴火で出来た自然園で、30~40分でまわれますが、敷地は10万坪だそうです。
岩肌がゴツゴツとした散策路、遠くには八ヶ岳!と言いたいところですが、辺りはガスがかかったり八ヶ岳自体が入道雲に覆われたりしていてハッキリとしたシルエットを見ることは出来ませんでした。
それでも、冷たいくらいの空気の中をワシワシと歩くのは気持ちがよく、夫と
「何歳くらいまでこういうハイキングを楽しめるかしらね」と言いながら歩きました。
坪庭を歩いてからロープウェイ乗り場に戻りますと、乗り場近くの展望台には小さな喫茶店がありました。
下界の猛暑などどこ吹く風、
「暖房中です、扉をしめて下さい」
と張り紙がしてありました。
外気は16度でした🍃
群生する這松(音だけ聞いて高山だからhigh松?と思った私、おバカですね😁)
ここで装備万全の登山者と観光客に分かれます🏃♂️
ガスがかかってますねぇ。
長門牧場
ロープウェイ乗り場を後にして次に向かったのは、長門牧場です。
夫は小学生のようなところがありまして😉
高原に来たら、牧場でソフトクリームを食べたい人なんです🍦
(そういう私もソフトクリーム大好きですが!)
周辺検索で見つけた長門牧場を訪れました。
牧場は1966年~と書いてあったように思います。
牛達は暑さのせいか牛舎にいたようで、広い広い草原は小学生が声をあげて走りまわっていました。
気をつけないとあちこちに鹿のフンが落ちているので、草むらを注意しながら歩きました。
夫が牧草地を歩き回るのを見ながら、木陰のベンチに座る私。
隣には杖を持ったお婆さんが座っていて、
「日射しが強いですねぇ」と話かけられました。
「どちらからいらしたんですか」と私。
「朝一番で長野市内から来たんですよ、結構遠かったね…お宅はどちらから」
「神奈川です」
「それは遠いところから、朝早くに出たの?」
「いえいえ、昨晩蓼科に泊まりまして…」
お婆さんのご家族が大きなワンちゃんを連れて戻られたので、会話もそこで終わり。
頬に深い皺が刻まれた横顔を見ながら、長年畑仕事をされてきたお婆さんなのかな、と思いを馳せました。
牧場内では老いも若きも、みなその手にソフトクリーム。
牛乳の味が感じられる美味しいものでした。
美味しい🍦
長野は水が豊富ですね。
湧水も多いし、澄んだ川の流れも、音も、みな美しい。
水の美味しさ故か
銘酒も多いようで、諏訪から蓼科に至る道で蔵のある酒造もいくつか見かけました。
少し手に触れただけの川の水でしたが、美味しい日本酒はこんな環境でうまれるんだなぁと納得しきりです。
こんな湧水があちこちにありました
ビーナスラインをくねくねとドライブしながら、久しぶりによく歩きまわった1日になりました。
今日もおつきあい頂きありがとうごさいます(*^^*)