こんにちは、しーどらです。
先日、テレビで高校生の競技かるた大会のドキュメンタリー番組が放送されていました。
今まででしたら、スルーしていたはずですが、9月に競技会場を訪れたばかりなので、つい見てしまいました。
競技かるた大会の全国大会は近江神宮の敷地内にある勧学館という施設で行われます。
この9月に琵琶湖周辺を旅した時にたまたま近江神宮を訪れました。
近江神宮自体の歴史は古いものではありませんが(昭和15年創立)、奉っているのは、天智天皇です。
旅行の最終日に、ガイドブックをペラペラとめくりながら、
(今日はどこをまわって京都に向かおうかな…)
と考えていた時に目に留まったのが
近江神宮、天智天皇の文字。
壬申の乱(672年)にまつわるエピソードに興味津々の私、大津宮のあった場所の雰囲気だけでも感じたいと訪れる事にしました。
神宮を訪れたのが月曜日だったので、神宮内の資料館はお休みでした。
折角やって来たものの、何となく手持ちぶさたで、お札やお守りなどを物色していたら、漫画ちはやふるの舞台、勧学館~のようなポスターを見かけたので、同じ境内にあるし、どれどれ行ってみようという事になりました。
競技かるたの存在はニュースで「かるたクイーン」を目にした事がある程度です。
ルールも知りませんでした。
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「競技かるた」のルールはいたってシンプル
対戦は一対一です。それぞれが取り札100枚の中から無作為に25枚ずつ選び、自分の前(「自陣」と呼ぶ)に並べます。読手が読む短歌の上の句を聞き、相手より先に札を取ります。「相手陣」の札を取った場合は、自陣の任意の札を相手陣に送ります。そうして自陣の札がなくなった選手が勝ちとなります。
~競技かるた協会のHPより抜粋~
そーなんだ!
私は100首全部並べてるのかと思ってました(恥ずかしい💦)
かるた…ご存知とは思いますが小倉百人一首を使います。
第一首目がズバリ天智天皇の歌
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」
です。
勧学館は子供達が林間学校で使うような宿泊施設で、その中に競技会場がありました。
かるたを手ではらうために畳はすれてピカピカに。
ちはやふるの漫画は海外でも人気なのか、館内には外国人の姿もありました。
漫画の内容が好きならば、聖地巡礼で楽しいのでしょうね!
私は実写版広瀬すずさんの映画をテレビでちら見した程度です🙇
入口では、かるたくじというのがあったので、ひいてみましたよ。
こんなん出ました~
ちなみに、夫はこちら~
ドキュメンタリー番組では、高校生達が地方大会から勝ち上がっていく様子が丁寧に描かれていました。
てっきり学力と強さが比例していると思いきや、
東大に何人も合格者を出す学校が野球の甲子園常連校に敗れたりと、なかなか興味深いものでした。
畳の上の格闘技とも言われるらしく、瞬発力や勘、粘り強さのウエイトも大きいようです。
私も高校時代、古文の時間に百人一首を暗記する課題が出されて一生懸命に覚えたものです。
流石に全てを覚えている筈もなく、
代表的な歌をいくつか覚えているくらい。
後はお正月に坊主めくりをして、お姫様よりも蝉丸が出ると喜んでいたくちです👨🦲
夫の学校では、百人一首の暗記などしなかったと言っておりましたが、
今の高校の授業ではどうなんでしょうか。
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競技まではいかなくとも、誰でも一度はかるた取りをしたことがあるのではないですか。
千年以上昔の恋の歌やら、季節を感じる歌を現在に生きる私達が、娯楽の一部として楽しめていること。
特に古典の勉強を深堀しなくても、それなりに歌の意味を感覚的に理解できていること。
世界のどこにこんな雅でありながら庶民的な文化があるでしょうか。
もっと世界に発信してもよいのではないかと思う、日本の文化の一つだと思います。
(そこに漫画、アニメのコラボでしょ?
ちはやふる、最強じゃないですか?
あ、でも外国人にゲームとしてのかるた取りはちょっと難しいかぁ😅)
「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」
今日もおつきあい頂きありがとうございます(*^^*)