あさお日記

常日頃感じていること、好きなものや出来事を心に浮かぶままに綴っていきたいです(メインブログ)

君たちはどう生きるか(ネタバレあります)

こんにちは、しーどらです。

今日は後ればせながら、「君たちはどう生きるか」を映画館で見て来ました。

ストーリーに関しては、何の予備知識も持たずに見ました。

昨年封切り後すぐに息子2が見に行ったと話していたので「どうだった?」と聞いたら、良かったよとの事だったので、それなら見に行ってみようかと。

シネコンの座席は1/3ほど埋まっていました。

客層は私達くらいの中高年夫婦が多く、後は小学生を含めた家族連れでした。

簡単にストーリーを紹介すると

戦争中に爆撃で母親を無くした少年がそれまで住んでいた東京を離れ、父とともに母の実家(母は資産家の令嬢だったらしく広大なお屋敷)に疎開する。
そこで待っていたのは父の後妻となった、母の妹。既にお腹には父の子供が…。
母の妹を新しいお母さんとは認められない少年の心の冒険ファンタジーが始まる。
水先案内人の役回りのアオサギの存在。少年を攻撃するのかと思いきや、冒険を共にするパートナーとなり、冒険を通して最後は友達という存在にまでなる。

アオサギの言葉で始まった冒険は時間がくるくると交錯する。
亡くなった母に再び会えるのではないかという期待を抱かせつつ、同時期に失踪した新しい母を探す旅にもなってゆく。

🌤️

観賞後に購入したガイドブックによると
(宮崎駿監督は)元気な明るい女の子が活躍する物語なら、作りやすかったが、この作品はそうしなかったと語っています。

魔女の宅急便
風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
崖の上のポニョ
千と千尋の神隠し
となりのトトロ
もののけ姫

思い出してみただけも、どれもこれもバイタリティーのある女の子達が活躍する物語でした。

今回の少年は真面目で、礼儀正しいけれど、明るく活躍するタイプでははありません。
どちらかというとナイーブで内向的です。
少年には監督自身の性格と経験を投影しているようです。

私見ですが、今までの映画は宮崎駿監督が見る人のために作った作品、今回は自分自身のためにも作った作品なのかなと思いました。

人物以上に背景が懐かしく、
これはトトロの時の田んぼの緑が風にそよぐ様に似ている、これはラピュタかな、あ、火が燃えるシーンは千尋がいたお風呂屋さんみたい、と
今まで見た宮崎作品の集大成のようにも感じました。

エンドロールで声優をつとめた俳優さん達の名前が出たときに、客席から
「おーっ、あの人が演じてたんだ」
と驚きの声が上がっていました。

ちなみに、私の愛読書でもある吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」ですが作中で主人公が生母から贈られた本という形での登場でした。

 

 

賛否両論、絶賛する人もいれば、宮崎駿も年齢には勝てないと批判する人も多い映画だと聞きます。

私の感想は?
(ウェブ上の評価が低いのを知ってハードルを思い切り下げてから見たので、意外に楽しめましたよ😉)

今日もおつきあい頂き、ありがとうございます(*^^*)