こんにちは、しーどらです。
映画やドラマの中で使われている音楽は印象的です。
詳しいストーリーは忘れても曲だけしっかり覚えていることがあります。
昔から好きな映画に「サウンドオブミュージック」があります。
修道女見習いのマリアが家庭教師兼子守りに行った先は、主がオーストリアの軍人で子沢山の、トラップ家でした。
時代が第二次世界大戦に突入していく中でナチスドイツが支配の手を広げて行きます。
トラップ大佐とマリアが徐々に惹かれあって、結ばれる様子が子供達の歌声と共に描かれています。
「ドレミの歌」が中心になる、子供むけミュージカル映画だと思っている方も少なくないのでは?
子供が見ても楽しいけれど、大人でも充分楽しめます。
決して権力になびかないトラップ大佐の心(先妻を亡くしてカッチコチ💦)を天真爛漫なマリアの愛情が溶かしていく話でもあり、
そうは言っても大佐が、階級的に修道女見習いではなく大金持ちの男爵夫人(元なのか?)を選んで結婚を考えるという現実味もあり
大佐の娘と村の青年と淡い初恋あり、
石部金吉的な修道生活を送っていらっしゃる修道女のおばあ様達の意外にもチャーミングで尚且つしたたかさあり…。
まあ、アメリカお得意のナチスは悪、こちらは正義という流れ(これは今なおインディージョーンズにも受け継がれていますね。当然ナチスは誰が考えても悪ですが…)のわかりやすい映画とも言えるので、
難しいお話が好きな方にはちょっと物足りないかもしれないのは否めません。
劇中に「エーデルワイス」という曲があります。
ナチスに支配されたオーストリアを後にして亡命する一家が、亡命直前に出演することになってしまった音楽祭で、ナチスのメンバーがずらりと並んだ前で歌う曲です。
愛するオーストリアにさよならという意味を込めて。
警備兵達がステージをぐるりと囲む緊迫感の中でトラップ一家の美しい歌声が響きます。
AC トラップ一家が歌った音楽祭の会場
その後、追手からうまく逃れて、アルプスの山を越えて家族が亡命するシーンで映画は終わります。
音楽祭の場面のエーデルワイスですが、何度聞いても、ストーリーがわかっていても目に涙が滲んでしまいます。
小学校の音楽の時間に縦笛でピーピー吹いていた頃は、何だよ子供騙しの曲かっ!(自分も子供のくせに)と思い良さがわかりませんでした。
メロディがシンプルなんでね。
この映画を見た後では受け取り方がすっかり変わりました。
エーデルワイスの他にも好きな曲があります。
「私のお気に入り」~ご存知京都に行きたくなる曲です。JR東海が何年もこの曲を使っています。
この曲を聞くと紅葉の美しいお寺が浮かんで、本当に京都に行きたくなりますw。
CM効果というのは凄いですね~
「全ての山へ登れ」~人生における様々な困難に逃げることなく立ち向かって行きなさい。マリアがお世話になっていた修道院のマザーがマリアを励ます曲です~
「サウンドオブミュージック」は私にとっては口ずさんだり、鼻歌を歌ってみたりできる曲がちりばめられた、花束のような映画です。
毎日の小さなストレスを吹き飛ばすように、たまにはお風呂で大きな声を出して「ドレミの歌」でも歌ってみますかね♪
今日もおつきあい頂きありがとうございます(*^^*)